「浪人が確定した、、、」
「浪人はどんな覚悟が必要なの?」
「浪人覚悟で受験するのはアリ?」
このような悩み・疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
「浪人してもう一度チャレンジしたい!」という気持ちは非常に大切ですし、尊重すべきです。
一方で、「浪人生活が不安」「やっていけるか心配」という気持ちも抱いているでしょう。
確かに浪人は生半可な気持ちで臨んではいけません。
「浪人して第一志望に再チャレンジするか」「滑り止めに進学するか」は人生を大きく変える選択になります。
この記事では、その選択の手助けをするために「浪人で覚悟すべきこと」を解説します。
私は現役時代に志望校に落ち、浪人した経験がありますので実体験に基づき詳しくご説明します。
もくじ
浪人で覚悟しておくべきこと
浪人を考える上で以下5点は必ず覚悟しておかなければなりません。
覚悟すべきこと 順番に詳しくご説明します。 浪人生活はひたすら孤独です。 現役で進学した高校の同級生が大学生活を謳歌しているのを見聞きすると、孤独感が半端ありません。 周りの人生は着々と進んでいるのに、自分はひたすら勉強だけの毎日です。 あまりにも大きいその落差に孤独を感じずにはいられません。 また浪人は高校生でもなく、大学生でもないという中途半端な存在です。 社会のどこにも属さないという疎外感も孤独を感じさせる一因です。 「高校にあまり友達がいなかったから、孤独感には耐えられる」という人でも必ず孤独に悩まされます。 現に私がそうでした。 孤独を感じない浪人生なんて存在しません。 浪人するなら「孤独」は必ず覚悟しなければなりません。 浪人は本当に辛いです。 受験生の方なら分かると思いますが、受験勉強のプレッシャーって相当強いですよね。 浪人のプレッシャーは現役より遥かに強いので、覚悟したほうがいいです。 現役は言ってしまえば、後があります。 落ちるのはもちろん怖いですが、「浪人する」という選択肢がないわけではありません。 割と「浪人する」ということは一般的なので、「ダメだったら浪人しよう」と考えるのは無理ありません。 ただ、2浪、3浪と多浪する人はほとんどいません。 だから、浪人は後がない状況なのです。 後がない、という状況は想像以上に辛いです。 「絶対に失敗できない」というプレッシャーは浪人を経験した人でないと分からないでしょう。 私も、何度となく「落ちたらどうしよう」と不安に襲われました。 特に、成績が上がらないと絶望的な気持ちになります。 不安と焦燥感にかられ、勉強に集中できず、余計に成績が上がらなくなる、という悪循環に陥ることもあります。 こうしたプレッシャーに耐えられる覚悟がなければ浪人はしない方がいいです。 浪人したからといって、第一志望に合格する保証なんてどこにもありません。 せっかく浪人したのに、現役時代に受かった大学に入るなんて、1年間を無駄にするようなものです。 現役時代に受かった大学にも落ちてしまうと目も当てられません。 確かに、1年勉強できる期間が伸びるので、勉強すれば第一志望に合格する可能性は高まります。 ただ、1年間もモチベーションを高く保ち、勉強を続けられる人は多くはありません。 「1年もある」という余裕から油断して手を抜いたり、サボったりする人が本当に多いです。 現役時代に必死で頑張った人が、もう1年同じように、もしくはそれ以上頑張ることができるでしょうか。 また、現役時代に頑張れずに落ちてしまった人が、心機一転、必死で頑張ることができるでしょうか。 「一年間努力し続けられる」という自信がない人は、浪人しないほうが良いかもしれません。 当たり前ですが、浪人してしまうと、同年代の人たちと1年遅れてしまいます。 大学入学が遅れるので卒業のタイミングも遅れます。 そのため社会人になっても、自分より年下の人が「同期」となることがあります。 社会人になっても「自分は1年周りと遅れている」ということを人生のことあるごとに、意識的・無意識的に考える機会があります。 社会人になると年齢なんて関係なくなり、年下の上司ができるなんて当たり前です。 社会人にもなって、「自分は浪人だから1年周りと遅れている」と考えている人は皆無です。 しかし、多感な大学生だとどうでしょうか。 プライドの高い人は、気にしてしまう人もいると思います。 「年下と同じ授業を受けるなんて、、、」と少しでも考えてしまう人は浪人はやめたほうがいいかもしれません。 留学などで1年ずれることは多くあるので、気にする必要はないと思いますが、、、 塾・予備校や参考書など浪人するとお金がかかるのは当然です。 しかしもっと重要なのが、定年までの勤続年数も減る、ということです。 つまり、生涯年収が減る可能性がある、ということです。 大多数の日本企業は定年が60歳と決まっています。 定年が60歳と決まっているのに、周りより1年遅く入社することになるため働ける年数が減る、ということです。 日本企業は年功序列なので、歳をとればとるほど年収が上がります。 59-60歳になる頃には、年収1,000万円近くになることも珍しくありません。 浪人するということは、この年収1,000万円の一年間を無駄にする、ということです。 「『浪人』に本当に1,000万円分の価値はあるか?」と真剣に考えた方が良いです。 もちろん、年収だけではなく、「学歴」というステータスを手にする理由はとてつもなく大きいです。 「学歴」は一生あなたの身について回ります。 学歴があると多くのチャンスに恵まれます。 人付き合いや結婚相手のレベルもはるかに変わってきますので、一概にお金だけでは判断できないと思います。 しかし、生涯年収も考慮した上で浪人するかどうか判断することをオススメします。 個人的には最低でもMARCHに合格できなければ浪人する価値はないと考えています。 「どうしても浪人して第一志望に行きたい」という人に向けて、辛い浪人生活を乗り切るコツをご紹介します。 浪人生活のコツ 浪人を乗り切るためには、常に成績を上げ続けることです。 成績が上がり続ければ、不安感もプレッシャーも和らぎます。 成績が上がればどんどんやる気も出るので勉強に力が入り、ますます成績が上がります。 受験勉強は正しい方法でやれば、かならず偏差値が上がります。 思うように成績が上がらない人は、勉強のやり方が間違っているのです。
正しい方法で勉強を続けられれば成功率を極限まで高めることができます。 浪人で失敗してしまう人は、どこかのタイミングで勉強をやめてしまうのです。 自分の限界以上に頑張りすぎると、90%以上の人は息切れして、その反動で勉強しなくなります。 1年間も無理をして勉強を続けられる人は、現役時代に受かってます。 浪人生は高校生よりはるかに時間的余裕があるため、頑張りすぎなくても「正しく適度な勉強を続けられれば」必ず合格できます。 実際に私は、浪人時代1日6〜7時間の勉強でしたが、偏差値40の底辺高校から大阪大学に合格できました。 浪人はただでさえ、不安や孤独を感じやすいため、息抜きやストレス発散が重要です。 カラオケに行く、ランニングする、など自分なりに気持ちがリフレッシュする方法を確立しておくと強いです。 個人的にオススメなのは、「悩みやモヤモヤを感じたら、それを紙に書き出す」というものです。 この手法はジャーナリングといって、科学的に不安感を軽減することが証明されています。 大抵の悩みや不安は、頭のなかでぐるぐる回っているだけで、紙に書き出すと「大したことない」ということが分かります。 現役時代から浪人することを意識する人も多いと思いますが、オススメしません。 浪人を意識した瞬間から「手抜き」が始まります。 まだ時間がある、と思うと全力で勉強しなくなります。 始めから浪人覚悟で臨むと力をセーブしますので、結果として浪人しても合格できない可能性が高いです。 直前期でもない限り、現役合格を諦めないで下さい。
最後にもう一度、浪人生活で覚悟すべきことをまとめます。 覚悟すべきこと 浪人するかどうかの選択はこれらを検討した上で決断するようにしましょう。 大学受験は人生の大きな分岐点です。 後悔のないようにしましょう。 浪人を選択される方は、このブログが第一志望合格のために全力でサポートします! 人気記事
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まとめ:浪人生活の覚悟