「今の勉強が正しいのか不安、、、」
「今の成績では志望校に合格できない、、、」
「もっと効率的に偏差値を上げないと、、、」
このように悩んでいる受験生は多いのではないでしょうか。
受験において勉強することは重要なのはもちろんなのですが、「勉強の仕方を勉強する」ことも非常に重要です。
これがないとただがむしゃらに勉強するだけとなってしまい、せっかくの努力が無駄になってしまいます。
私はこの勉強法を練りに練って効率的に勉強したおかげで、偏差値40の底辺高校生でありながら旧帝大に合格することが出来ました。
この記事では、短期間で偏差値を爆上げする戦略的な勉強法をご紹介します。
もくじ
逆転合格を可能にする大学受験の勉強法
以下四つのポイントを抑えて勉強するだけで、短期間で効率的に偏差値を上げることが出来ます。
- 勉強計画を立てる
- 英数先行型
- 少科目主義
- 復習徹底主義
- 学校の授業を優先しない
順番にご説明いたします。
計画を立てる
受験を効率的に進める上で何よりも重要なのが「計画を立てる」ことです。
計画をしっかりと立てないまま勉強するのは、地図を持たないまま船で航海するのと同じです。闇雲に勉強しても合格へは全く近づきません。
計画とは、定められた目標を達成するまでの手順です。
効率的に勉強を進めるためには、日々の勉強の一つ一つが志望校合格という目標に正しく紐付いていなければなりません。
そのために受験計画が必要なのです。
正しい受験計画の立て方は下記記事をどうぞ。
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偏差値40から旧帝大へ。逆転合格を可能にした大学受験の勉強スケジュール
続きを見る
英数先行型
こちらはその名の通り、英語と数学を優先的に勉強し、早めに仕上げておく戦略です。
英語と数学は国公立大学受験において特に重要な科目ですが、それ故ものにするまでに相当時間がかかります。
この2科目を受験の早い段階である程度まで仕上げることで、受験後半に精神的にかなり余裕が生まれます。
イメージとしては、3年生の10月までは、英語と数学を重点的に勉強し、基礎応用がしっかり身についている状態とします。
10月以降の英語と数学の勉強は、志望校の試験対策だけとします。
志望校対策だけとなると必然的に勉強時間は減りますので、その浮いた時間を国語や社会、理科といった教科の勉強に費やします。
英数を重点的に勉強している3年生の10月までは、その他の教科の勉強は学校の授業を活用するなど最低限にとどめます。
少科目主義
国公立大学を受験する方はセンター試験を受けなければならないため、7科目も勉強しなければなりません。
しかし、いくつもの科目を同時並行的に進めず、1~2科目ずつ丁寧に仕上げていくことを意識して下さい。
1日あるいは1週間の間に、3科目も4科目も勉強してしまうと、頭が混乱してしまい、知識がうまく整理されません。
1科目ずつ順番に仕上げると、1科目1科目仕上がる度に気持ちに余裕が生まれます。
復習徹底主義
エビングハウスの忘却曲線という法則をご存知でしょうか。

人は勉強したことを1日後には66%も忘れてしまいます。

一回しか触れない情報については、人間の脳はそれを重要なものと認識せず、すぐに忘れてしまいます。
そのため、繰り返し復習して、脳に「大事な情報だ」と刷り込ませる必要があります。
1日の終わりにその日勉強したことを軽くおさらいする。1週間のうち、日曜日を「復習日」に設定し、その1週間で学んだことを復習するだけの日にします。そして1ヶ月後にはまた、1ヶ月間学んだことを復習します。
こうすることで脳は、勉強した内容を、脳にとって重要な情報だと認識し、簡単に忘れない知識となります。
受験の間は、プレッシャーも強く先に先にと勉強を進めたくなりますが、「急がば回れ」で復習に何よりも力をいれるようにしましょう。
学校の授業を優先しない
学校の勉強を頑張ったからといって、志望校に合格できるわけではありません。
超進学校に通っている受験生ならまだしも、普通の進学校あるいは底辺校に通う受験生は学校の先生の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
学校の授業は、1対複数であるため、個人にとっては画一的で、簡単すぎる、あるいは難しすぎる、ということがほとんどです。
そうした授業に真面目に付き合って時間を無駄にしてはいけません。特に逆転合格を目指す受験生は、1秒たりとも時間を無駄にはできません。
自分なりに工夫して受験戦略を立て、早めに学校に見切りをつけて授業中は内職をするなど時間を有効活用しましょう。
独学で合格を目指す大学受験勉強法
大学受験では、「予備校に通う受験生」と「独学で頑張る受験生」に分かれます。
予備校も独学もそれぞれメリット・デメリットがあり、自分にあったやり方を選ぶ必要がありますが、「効率性」においては独学に軍配が上がります。
ただ予備校と違い、自分で勉強計画や勉強方法を確立する必要があります。
「独学で合格を目指す!」という受験生は下記記事が参考になるので合わせてどうぞ
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大学受験で塾なしで合格するための勉強法
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科目別の勉強方法
以上は受験勉強の総論として効率的な勉強法をご紹介しました。
ここからは科目ごとに効率的な勉強法を細かくご紹介します。
英語の勉強法
大学受験で一番重要と言っても過言ではないのが「英語」です。
配点も高いため得意科目にすると一気に受験が楽になりますが、英語が苦手だと相当不利です。
ただ英語は正しい勉強法で勉強すれば誰でも得意科目にすることが可能です。
以下のステップで勉強するだけで必ず偏差値が急上昇します。
- 単語、文法を詰め込む
- 英文解釈を身につける
- 長文をひたすら多読する
英語の全ての基礎は「単語と文法」です。そして、その「単語と文法」を紡ぐのが「英文解釈」です。英語の思考回路が出来るまで「長文多読」すれば偏差値は70まで上がります。
詳しい勉強法は下記記事をどうぞ。
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大学受験の英語勉強法とおすすめ参考書【偏差値40のバカ高から旧帝大に合格】
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数学の勉強法
国公立大受験生にとって、英語と同じくらい重要なのが「数学」です。
そして最も苦手とする受験生が多い科目が「数学」なのです。
ただし、どれだけ数学が苦手であっても上達のための正しい方法論が受験数学には存在します。
- 「基礎体力」を身につける
- 「解法」を暗記する
- 「試行力」を養成する
受験数学の大半は「暗記」で乗り切れます。
入試問題の9割はどこかで出題された定番問題(もしくはその融合)です。そのためそれら定番の解法を暗記すれば一気に点数が伸びます。
数学の詳しい勉強法は下記記事をどうぞ。
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大学受験の数学勉強法とおすすめ参考書【偏差値30→70】独学で苦手を克服
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国語の勉強法
英数に次いで重要な科目が「国語」です。国語の中で最も重要なのが「現代文」です。
現代文は「センス」「フィーリング」といってあまり勉強しない受験生が多すぎます。
現代文は断じてセンスなんかじゃありません。勉強法が確立され、正しく勉強すれば必ず偏差値は上がります。
現代文を解く力は下記三つの力で構成されています。これら三つの力を確実に鍛えることで現代文の偏差値は必ず伸びます。
- 語彙力
- 読解力
- 解答力
「現代文でも語彙力が必要なの?」と意外に思われるかもしれませんが、非常に重要な役割を果たします。
現代文で頻出する「評論文」においては日頃聞き慣れない単語を多く使用されます。
そうした単語を十分に理解していないと、正しく文章を理解できないのは当然でしょう。
「読解力」は文章の意味・構成から、筆者の考えを正しく読み取る能力です。
「解答力」は、選択式においては「問題文から論理的に正解と思われる解答を選択する」、記述式においては「自分の答案を効果的に論証する」能力のことです。
以上の3つの力を伸ばせば確実に偏差値は上がります。
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現代文の大学受験勉強法。独学で偏差値40→70まで上げる勉強方法とは
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理科の勉強法
理科の得点配分は英数国に比べ低いため、あまり多くの時間を費やすことはできません。
学校の授業を利用することを基本方針とし、効率的に勉強することを心がけましょう。
理科の勉強のはじめは、教科書の例題を解くなど公式の理解・暗記からです。
10月までは授業+αの勉強で公式の理解・暗記を完璧にし、10月以降に少しずつ演習問題に取り組み応用力を身につけます。
社会の勉強法
社会は暗記が非常に重要な科目です。
いかに暗記を効率的に進められるかがポイントです。
コツはストーリーとして暗記することです。
いきなり、人物名や年号など個別具体の事柄を覚えようとせず、まずは全体の流れを捉えるようにしてください。
全体の流れを理解しておけば、具体的な人物名や地理名の単語を覚える際に、そのストーリーが引き金となり、簡単に覚える(=思い出せる)ようになります。
もう一つ重要なのはアウトプットです。
インプッした後すぐにアウトプットすることが大切です。アウトプットは問題集を解くだけではなく、単に思い出すという作業でも問題ありません。
インプットとアウトプットを何度も繰り返すことで、脳がそれを重要なことと認識するため記憶に定着しやすくなります。
モチベーションを保つ方法
受験勉強は長期戦です。時にはしんどくなったり、面倒になることがあります。
そんな時に流されて勉強をやめてしまうか、歯を食いしばり勉強を続けるかが合格を大きく左右します。
「受験が辛い」と感じる時は下記方法を試して見てください。
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受験勉強でやる気が出ない日におすすめの対処法6つ
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勉強を習慣化する方法
受験勉強を初めて間もない方は、勉強を継続的に続けることに難しさを感じていることでしょう。
受験勉強して良い大学に入るという目標の重要性は理解しているが、目先の娯楽や誘惑に流されるのは無理もないことです。
しかし、今勉強しないと受験間近に間違いなく後悔します。
勉強を習慣化できていない方は下記記事を参考にして勉強を定着化させるようにしてください。
まとめ
結局、大学受験を有利に進めるために必要なことは、やるべきこと、やるべきでないことの優先順位をつけることです。
大学受験は勉強のやり方さえ間違えなければ、今どれだけ偏差値が低くても志望校に合格することが出来ます。
今回ご紹介した勉強法で受験勉強に取り組めば驚くほど早く偏差値が上がっていくことを実感できると思います。
皆さんここが人生の岐路だと思い頑張りましょう!応援しています。