大学受験の英語勉強法とおすすめ参考書【偏差値40のバカ高から旧帝大に合格】

「英語が苦手すぎてどこから手をつけたら良いか分からない、、、」

「英語ってどうやって勉強すればいいの?」

「英語の参考書多すぎてどれが良いか分からない」

「入試まであまり時間がないけど何とかしないと、、、」

こんな悩みを持つ受験生も多いのではないでしょうか?

実際に私が受験生の時にこのような悩みを持っておりとても苦労したことを覚えています。

様々な英語勉強法の本、記事を読み、自分で試行錯誤して研究した結果、一番効率的に勉強するには、下記プロセスのとおりに勉強すれば良いとわかりました。

効率的な英語学習法

  1. 単語、文法を詰め込む
  2. 英文解釈を身につける
  3. 長文をひたすら多読する

 

この勉強法により、私は勉強を始める前は偏差値30代でしたが、最終的には偏差値70を超えるようになりました。

実際に旧帝大上位に合格、センター試験も9割を越えました。

私はもともと偏差値40の底辺高校に通っていたため、当然学校の授業なんて使える代物ではなく、完全な独学で達成することが出来ました。

偏差値40代の高校に通う受験生ですら、英語の苦手を克服出来たこの勉強法を是非試してみて下さい。

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英語の勉強法1:単語、文法を詰め込む

最初のステップです。

正直、一番これがキツイです。

なぜなら面白くないからです。

ひたすら単語を覚え、英語の文法を理解していく。これを楽しく出来るのであれば、英語になんて苦労しません。

 

このステップには、2~3ヶ月、時間がない方は1ヶ月も時間を集中的に費やせば十分でしょう。

このステップが英語力上達に不可欠なものと理解し、何とか歯を食いしばって続けてみて下さい。

勉強を続けていくうち、なんとなく英語が理解出来るようになっていき、苦手克服の道が開けてくるのがわかってきます。文法と単語をマスターするだけでも相当英語の偏差値が上がります。

そうはいっても、ただ「根性で乗り切れ!」ではあまりに絶望的なので、苦しいながらも続けやすい参考書をご紹介します。

おすすめ英語参考書:単語編

おすすめの単語帳をご紹介します。

基本的にターゲットや単語王などの、ただ英単語と日本語訳が一対一となっているだけの単語帳はオススメしません。

当たり前ですが、英単語はそれ1単語単体で使われるのではなく、文章の中で使われます。

英単語の日本語訳しかない単語帳では、その英単語がどのような文章、場面で使用されるのか分かりません。

またそうした単語帳は単純暗記となり、勉強に負荷がかかるし、その割には忘れやすいのです。

英単語を例文とともに覚えると、その英単語を思い出す時、その文章が記憶のフック、手がかりとなり、より思い出しやすくなるのです。 

こうした観点から私はレベル別に下記二つの参考書をお勧めします。

 

速読英単語 入門編

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

中学英語ですら怪しい、という方にお勧めです。

中学レベル〜高校1,2年生レベルの超基礎単語を学習することができます。

ご存知の方も多いかと思いますが、Z会の速読英単語は、長文(といっても50~100語)の中に覚える対象の単語が散りばめられております。

英文を読みながら、その単語の意味を推測したりするので、英文の大まかな内容をつかむ訓練になったり、単語がどのように使われるのかを意識しながら単語を覚えることが出来ます。

例として、下記をご覧ください。

The history of music is very old. ...(略)... But people have always loved it. Perhaps people can't live without music.

赤字の部分が新しく覚える単語です。

このように文章の中で、どのように単語が使われているかわかるため、その単語の意味を推測しやすい=覚える時の手がかりとなり、効率的に単語を覚えることが出来ます。

また用意されている長文の内容が割と面白いので、苦痛な学習の中でも少し楽しみながら単語学習することが出来ます。

ここで出される英単語は受験に必須の単語なので、これら単語の意味が理解出来ないという方は、是非この単語帳を試してみて下さい。

 

DUO 3.0

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中学レベルはok、でも高校レベルから怪しい人向けです。

このDUOという単語帳は、正直神です。

この単語帳の勉強だけで、日東駒専、産近甲龍、下手したらMARCH下位まで受かると思います。また単語に関して言えば、早慶、旧帝大レベルであれば、この単語帳だけでカバーできます。 

こちらの単語帳も速読英単語と同様文章の中に覚えるべき英単語が散りばめられています。

We must respect the will of the individual.
個人の意志は尊重しなければいけない

ただこちらは速読英単語と違い、長文ではなく、1~2分の短文となっております。

上の例をみてわかる通り、例文1つに対し複数の英単語が散りばめられていますので、非常に効率的に勉強することが出来ます。DUO 3.0では計560の例文があり、その例文を学ぶだけで、重要単語1600語と重要熟語1000語を効率的に覚えることが出来ます。

 

そしてDUO 3.0が真価を発揮するのは「DUO 3.0/CD復習用」という復習用CDの活用です。

これを使えばなんと60分で560の例文を一度に復習することができます。

つまり1時間で重要単語1600語と重要熟語1000語を復習することが出来るのです!

単語は暗記なので、繰り返し繰り返し、本当に飽きるほど繰り返し覚えないといけません。

通常の単語帳の場合、一周するのに何時間かかるでしょうか?このDUO 3.0なら1時間で1周出来てしまうのです。

究極的に効率が良い参考書です。これを使わない手はありません。

>>>「DUO 3.0」の効果的な勉強方法はこちら

 

おすすめ英語参考書:文法

次は文法編です。

文法も単語に負けず劣らず、キツイです。

しかし、ここで骨太の文法力を身につけておくと、後のステップである英文解釈、長文多読が非常に楽に進みます。

文法学習は、インプット→アウトプットという順番で行います。

入試まで時間がない方は、1周目真面目に取り組み、2周目はさらっと流す程度で良いです。

あとの英文解釈、長文多読において、文法力が補完、強化されていくため問題ありません。

 

総合英語 Evergreen

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「Forest」が絶版となったため、その代用です。内容はおとんど同じなので問題ありません。(著者が同じ)

こちらはインプット用の参考書です。

この参考書は「過去形」「仮定法」など各章ごとに、下記のように3つの構成分かれています。

  1. Part 1「なぜを理解する」
  2. Part 2「基本を確認する」
  3. Part 3「より深く学習する」

この本の使い方は簡単で、Part1から3まで順番に読んでいくだけです。

ものすごく、丁寧に、具体的に説明されているので、どんな苦手な人でも大丈夫でしょう。

時間に割と余裕がある方、英語を得意分野にしたい!という方はPart3まで読み、入試まで時間がない、という方は、Part2まで読むようにしましょう。

Evergreenは辞書的な使い方も出来ますので、後の「英文解釈」「多読」のパートにおいて、文法でわからないことがあれば、この本に立ち返るようにしましょう。

 

Next Stage

こちらも定番の文法参考書です。

アウトプット用で、文法の問題集として使用します。

 

使い方は、先ほどの「Evergreen」で学んだ章に対応するページを開き、その文法問題を解くだけです。

Part1からPart6まで章がありますが、Part1「文法」とPart2「語法」だけやれば大丈夫です。

後は解く必要ありません。こちらはスピード重視でテンポ良くすすめましょう。

考えてもわからなければ、すぐ答えを見る。分かれなければ、再度Evergreenを読んで理解する。

 

この作業を繰り返しやれば、センターの文法問題が楽勝で満点取れるようになります。

時間のない方も頑張って最低でも2周やりましょう。

問題が多すぎるので、解いている内に「この章はもういいかな」となれば、飛ばしてしまっても問題ございません。

インプットして直ぐに演習問題を解くことで文法知識の定着率が一気に上がります。

 

英語の勉強法2:英文解釈を身につける

「単語・文法の詰め込み」により獲得した単語、文法をつなぎ合わせる訓練をします。

英語は下記の通り5つの基本文型にわかれています。

  1. SV
  2. SVC
  3. SVO
  4. SVOO
  5. SVOO
    S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)

英文解釈とは、「英文の構造を理解しながら、その英文の意味を捉える」という意味です。

つまり、この5文型を理解しながら和訳する、ということです。

この英文解釈のパートになってくると、自分がどんどん英語が読めるようになっていることに気づいてきます。

自分の成長が目に見えてわかるようになるので、勉強のやる気が出てきて、ようやく英語が楽しくなってくる頃です。

 

おすすめ英語参考書:英文解釈編

英文解釈の参考書も数多く出版されていますが、ここでは「英語を英語として読む」つまり、「ネイティブスピーカーと同じような自然な読み方を身につける」ことを重視した参考書をご紹介します。

ありがちな読み返しや流し読みなどのテクニックでは速読出来ませんし、誤訳の危険性があるためです。

 

ビジュアル英文解釈part1

大手予備校の駿台が出版している「ビジュアル英文解釈」は英文解釈の超定番本です。

結構古い参考書ですが、めちゃくちゃ良い参考書です。

個人的に単語の「DUO 3.0」と並び、この「ビジュアル英文解釈」が神参考書です。

 

このビジュアル英文解釈は、「言語としての英語を読む」ということを可能にしてくれます。

私たちが日本語を読む時、上から下、あるいは左から右に順番に読みますよね。

しかし英語となると、なぜか読んでいる最中に文の最初に戻ったり、一度文を読んで再度読みなおす、といった作業をしていることに気づきます。

これって非常に不自然なことですし、非効率です。

この参考書で勉強することで、文字通り、どうやって英語を読んでいけば良いのかが理解できるようになります。

He found a wallet on the street. It was clear that his farther drop it.
彼は道で財布を見つけた。彼の父親がそれを落としたのは明白だった。

例えば上記のような文章があるとします。

「He found a wallet on the street. 」この文は、シンプルに読んでいけます。

次の文が「It」から始まっています。このItは何を指すのでしょうか。前の文の「wallet(財布)」でしょうか?それとも前文全体を指すのでしょうか?

この時点ではわかりません。読み進めていくと、「was clear that~」と続き、thatを見て、「ああ、このItはthat以下を示す形式主語なんだ」とわかるわけです。

 

こうした思考プロセスが、正しく英語を読むということです。

最初は意識的に、丁寧にこうしたプロセスを踏まないといけませんが、慣れてくると無意識的に出来るようになり、英文を読むのが格段と早くなります。 

あるいは、下記のような複雑な英文も読めるようになります。

No one knows that he was reading a book that said that men are better than women when his girlfriend gave him a call.
恋人が電話をかけてきた時、彼が「男は女より優れている」と主張する本を読んでいたことは、誰も知らない。

thatが3回も出てきて読みづらい文章ですね。

しかしビジュアル英文解釈をやると、どんな複雑な英文でも、正確に読めるようになります。

複雑そうに見えても、5つの文型を組み合わせているだけなので、丁寧に読み進めば、必ず理解することができます。

 

この本の使い方は簡単です。

英文は全て紙に書き出して和訳する。その後解説を読む、という手順です。この解説の部分を読むことで、英文を読む際、どのようなことを意識すれば良いのかが理解出来るようになります。

「ビジュアル英文解釈」はpart1、part2に分かれていますが、レベルが結構離れています。

なので、part1が終わった後すぐにpart2には行かず、下記の「基礎英文問題精講」をやってからにしましょう。

 

英文解釈を身につけるには参考書を使って独学することも可能ですが、英語に苦手意識を持つ受験生や取っ付きづらいと感じる受験生はオンライン映像授業を利用するのも手です。

参考書を読むだけでは分かりづらい点も講師に分かりやすく説明してもらえるだけですんなり理解できることが良くあります。

>>>おすすめのオンライン映像授業ランキングはこちら

 

基礎英文問題精講

基礎英文問題精講 3訂版

ビジュアル英文解釈で身につけた読解力を「基礎英文問題精講」によりさらに強化していきます。 

この参考書では、上記の例文のような込み入った英文が多数収録されているため、英文解釈の力を高めるのに最適です。

この参考書だけで、MARCH、関関同立、地方国公立大なら余裕で受かります。

ビジュアル英文解釈と同様、和訳文を紙に書き出し、正しく訳せているか丁寧に確認していきます。

 

英語の勉強法3:長文をひたすら多読する

ここでは、多読用の参考書をいくつか紹介します。

正直にいうと、英文解釈まで完了させると、後は何でも良いです。

単語・文法の詰め込み、英文解釈を身につければ、正しく英語を読めるようになってきます。

ここまで来ると、英語を自由に読めるようになるので、勉強が苦でなくなり、楽しく勉強出来るようになってきます。

 

このパートでは、ひたすら英文を読みこんで、英語に「慣れる」作業をするだけです。

慣れることで、より早く、より正確に英語が読めるようになってきます。

慣れることが目的なので、多読においては、全文を紙に和訳する必要もありません。和訳は自信がない箇所だけで十分です。

そして、重要なポイントですが、解き終わった後英文を「音読」して下さい。

音読することによって、英語を左から右に理解していく練習になり、振り返って訳すことが無くなります。

意味を理解しながら音読をしていくと、次第に読むスピードが上がってきます。

音読中つっかえてしまう箇所があれば、そこが十分に理解できていない弱い箇所であることがわかり、紙に和訳するなど重点的に対策していきます。

 

おすすめ英語参考書:多読編

多読用の英語参考書は何でも良いのですが、難関大で出題される800字以上の長文を多く取り揃えている参考書は多くありあせん。

やっておきたい700、1000

やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

やっておきたい英語長文1000 (河合塾シリーズ)

長文対策です。

文章が長いだけで、英文自体はそれほど難しくありません。

英文解釈力をしっかり身につけた後は、なんの苦もなく解けるでしょう。

それでも1000語ともなると、文章全体の流れを掴む、といったことが必要になってきますので、そうした訓練に最適です。

 

英語長文問題精講

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結構難しい参考書です。志望校の英語の配点が高い、英語を得意科目にしたい人向けの参考書です。

文章自体はそれほど長くないのですが、英文解釈力がしっかり身についていないと、歯が立たないと思います。

この問題集を解き終える頃には、早慶、旧帝大はおろか東大・京大の試験であっても解けるようになってるでしょう。

時間があまり無い方、英語を得意分野にしなくても良いという方は取り組まなくても良いかもしれません。

 

まとめ

英語学習の一番効率的な方法は、

「単語・文法をマスターする」→「英文解釈力を身につける」→「英文を多読する」

です。

この順番通り学習していけば、どんなに英語が苦手な方でもかならず英語が出来るようになります。

偏差値40の底辺高校に通っていたが旧帝大に合格できた私が、身を持って証明した方法ですので、是非試してみて下さい。

私より状況がひどい方はそういないでしょうから、みなさんであればもっと簡単に、短時間に英語が得意になってくるはずです。

ここでご紹介した参考書と併用して、スタディサプリなどのオンライン映像授業を利用することもオススメです。

文法・単語、長文の多読などは参考書で自習する方が効率的ですが、英文解釈については講師から学ぶ方が分かりやすいこともあるためです。

>>>おすすめのオンライン映像授業ランキングはこちら

また、和文英訳や英作文の記述問題が出題される国公立大を志望される方はZ会などの添削を受けることを強くオススメします。

記述式問題だけは自己採点だと答案を客観的に評価できず、間違った解釈のまま受験本番を迎える危険があるためです。

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難関大合格に圧倒的強みを持っているZ会。
私は偏差値40の底辺高校に通っていましたが、Z会だけで旧帝大に合格することが出来ました。
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