「MARCH/関関同立に入りたいけど、どれくらい勉強時間が必要?」
このような疑問をもつ受験生は多いでしょう。
ネット上には、あまりにも根拠のない情報が飛び交いすぎています。
「MARCH合格には1500時間必要」「一日8時間は勉強しないといけない」など、、、
このような主張に全く根拠はありません。
不安を煽るような情報を見て、受験生がMARCH・関関同立に挑戦するのを諦めて欲しくないです。
そこでこの記事では、「MARCHや関関同立に合格するためには何時間勉強が必要なのか」に答えを出すべく、大規模なアンケート調査を実施しました。
調査期間:2020年12月6日〜2020年12月20日
調査対象:大学生・大卒生405人
調査方法:インターネット調査
もくじ
MARCH・関関同立に合格するために必要な勉強時間は?
まずは、MARCH・関関同立を受験して合格した人、落ちた人それぞれの一日の勉強時間を調査しました。
この調査によって、「一日何時間勉強すれば良いか?」がわかります。
学校や部活のある「平日」と何もない「休日」とでは勉強時間が異なりますので、「平日」と「休日」に分けて調査しました。
平日の勉強時間
まずは「平日」の勉強時間についてです。
少し意外ですが、合格者がほんの僅かに多く勉強していますが、ほとんど平日の勉強時間に差はありませんでした。
合格者の平日の平均勉強時間は3時間48分なので、少し多く見積もって、平日は一日4時間勉強すれば十分でしょう。
※学校の授業時間は含みません。
もちろん、多く勉強するに越したことはないため、余裕がある人はもっと勉強すると良いでしょう。
休日の勉強時間
続いて休日の勉強時間です。
こちらも平日と同様、合格者と不合格者の一日の勉強時間にほとんど差はありませんでした。
MARCH/関関同立の合格者の平均勉強時間が5時間41分なので、休日は一日6時間勉強すれば十分と言えます。
一日の勉強時間でいうと、「平日」も「休日」も大きな差がない、という意外な結果になりました。
落ちた人も、MARCHに受かった人と同じくらい勉強しています。
MARCH/関関同立を受験するにあたっては、「勉強時間」が合格を左右する訳ではなさそうです。
MARCH・関関同立の合格者はいつから勉強を始めた?
「勉強時間」が合否を左右する訳ではないとしたら、何で差が生まれるのでしょうか。
これを明らかにするために今度は「MARCH/関関同立に合格する人はいつから受験勉強を始めたか?」について調査しました。
日々の勉強時間に差がなくても開始する時期が早ければ、累計の勉強時間は大きく異なりますね。
MARCH・関関同立に合格するためには、いつから勉強を始めれば良いか
またしても意外な結果となりました。
合格する人も落ちる人も、勉強開始時期に大きな差はありませんでした。
結局、国公立大に合格する人も落ちる人の差は「勉強時間ではない」ということが示唆されます。
考察:MARCH・関関同立に合格する受験生は勉強の「質」が高い
勉強時間で差がつかないのであれば、何で差がつくのでしょうか。
ずばり、勉強の「質」だと考えられます。
勉強の「質」を高める簡単な方法
それでは、どうすれば勉強の「質」を高めることができるのでしょうか。
勉強の質を高めるのは意外に簡単です。
ここでは簡単に実践できる方法を2つご紹介します。
アウトプット重視
みなさんもよくご存知かもしれませんが、勉強はアウトプットが非常に重要です。
教科書や参考書を読んでも記憶にはほとんど定着せず、問題集を解くなどのアウトプットをして始めて自分の知識となります。
これは数多くの科学的実験により立証されている「事実」です。
教科書を何回も読むのは、ほとんど無意味です。
1周したら直ぐに問題集を解くようにしましょう。
問題集を解いてみて「分からない」「知識が曖昧」という箇所があれば、教科書や参考書に戻って該当する箇所だけ振り返ります。
その後、再度問題集を解きまくりましょう。
このプロセスを繰り返すだけで実力がメキメキつきます。
記述力を重視する
MARCH・関関同立は、マーク式は差が付きづらく、記述問題で差がつきます。
記述力を重視しましょう。
記述を鍛えていればマーク式の実力も自然に上がります。
最初から記述力を鍛えておく方が圧倒的に効率が良いです。
記述力を鍛えるには『進研ゼミ』などの通信教育がオススメです。
記述問題を自分で採点することは難しく、プロに添削してもらう必要があります。
自分の答案をプロに添削してもらうことで、入試問題で確実に点を取るための「記述力」を鍛えることができます。
通信教育は『Z会』も有名ですが、基礎が不十分な人にとっては問題が難しすぎる場合があります。
MARCH・関関同立は基礎を徹底的にマスターすれば合格できるので、基礎をより重視する進研ゼミがオススメです。
どちらも資料請求で無料でお試しの教材が入手できますのでぜひ試してみてください。
それでもやはり、「量」も大切
今回の調査結果では、合格者と不合格者の間には「勉強時間」という「量」の差は見られませんでした。
しかし、やはり勉強「量」は非常に重要です。
MARCH・関関同立は難関ですので、質だけを求めていても合格することは出来ません。
質も量も両方高めて始めて合格できるということは言うまでもありません。
勉強時間はちょっとしたコツで簡単に増やせますので、誰でも簡単に実践できる方法をご紹介します。
隙間時間を活用する
学校の授業や部活などで「時間がない!」と思いがちですが、意外と勉強する時間はあります。
それが以下のような、『隙間時間』です。
- エレベーターを待っている時間、乗っている時間:数分
- 晩ご飯までのちょっとした時間:10〜30分
- テレビを視聴するのであればCMの時間(合計):10分
- 休み時間やお昼休みのちょっとした時間:20分
- 通学時間(電車通学の人のみ)往復:60〜120分
こうして見ると一日1時間以上の隙間時間=無駄な時間があることが分かります。
この隙間時間を活用するだけで、周りと大きく差をつけることができます。
隙間時間を活用するコツはあらかじめ、隙間時間にやる教材を決めておくことです。
以下の例を参考に取り組んでみてください。
こうした小さな時間の積み重ねが、1年後大きな差を生み出します。
あらかじめ勉強スケジュールを決めておく
何を勉強するか、ということを事前に決めておくことは非常に重要です。
人間の脳は、手順が明確でないと面倒くさく感じてやる気が湧いてこないのです。
そのためあらかじめ「何を勉強するか」を決めておき、少しでも勉強のハードルを下げておくことがポイントです。
毎日やることが決まっていれば、脳が自動的に勉強するようになりますので必ず勉強スケジュールを立てるようにしましょう。
まとめ:MARCH・関関同立に合格するには、
最後に今回の調査結果のまとめとして、MARCH・関関同立に合格するためのポイントをまとめます。
調査結果まとめ
・平日は4時間勉強すれば十分
・休日は6時間勉強すれば十分
・受験勉強の開始時期はあまり関係ない
・合格者は勉強の質が高いと考えられる
勉強の質が合格を大きく左右するため、以下2つの方法で勉強の質を高めます。
・記述力を重視する(進研ゼミなどの通信教育)
また、勉強の「量」もやはり重要なので、以下2つの方法で勉強時間を確保します。
・あらかじめ勉強スケジュールを決めておく
MARCH・関関同立は基礎を確実にマスターすれば、合格は難しくありません。
ここでご紹介した情報をぜひ参考にして、合格を掴みとってください!