受験に失敗するのは本当に辛いですよね。全然現実を受け入れられず絶望しますよね。
死んでしまいたいと考える人さえいると思います。
私も第一志望志望校に落ちたので、皆さんの気持ちが痛いほどよくわかります。
ぶつけようのない怒りや悔しさ、無気力感、虚しさ、不甲斐なさ、いろんな感情が交錯して頭がぐちゃぐちゃになります。
しかし、悲しんでいてもどうにもなりません。
時間は無情にも過ぎていきますので、これからどうしていくか考えなければなりません。
この記事では、今後の進路について考えるにあたり、みなさんにヒントを提供できればと考えています。
受験失敗直後に意識したいこと
第一志望に落ちた直後は頭が混乱して、感情的になりやすく、ちゃんと考えることが難しくなります。
受験直後にやった方が良いことについてご説明します。
たっぷり寝る
まずはとにかく寝ましょう。
受験期間中は勉強時間の確保やストレスの影響で睡眠不足に陥りがちです。
睡眠不足の状態だとネガティブになりやすいですし、物事も上手く考えることができません。
みなさんの頭と身体を休めるために、たっぷりと睡眠を取りましょう。
それだけで多少気持ちが楽になります。
ストレス発散する
受験期間中は我慢ばかりだったと思います。
自分の好きなことを思う存分やってストレス発散しましょう。
ゲームやカラオケ、好きなものをいっぱい食べるでも良いです。
これまで頑張った自分を褒めるために好きなことを思う存分やりましょう。
SNSは見ない
TwitterやFacebookは見ないようにしましょう。
この時期のSNSは大学に合格した同級生・友人の楽しい投稿が溢れかえっています。
合格報告や入学までの準備など楽しそうな投稿ばかりで憂鬱になります。
他人と自分を比べることに人間一番ストレスを感じます。
この時期にSNSを見ることは百害あって一利なしです。
心が回復したら考えたいこと
上記のことを実践し心が十分回復したら、今後のことについて考えてみましょう。
親や友達と相談しても良いですが、まずは一人で自分の気持ちに率直に向き合い、本当にしたいことを見つめましょう。
選択肢は主に下記3つです。
- 滑り止めに行く
- 浪人する
- 仮面浪人する
順番に詳しく説明します。
滑り止めに行く
第一志望に落ちたら「人生詰んだ」のように感じてしまいますが、そんなことは全くありません。
たかがどの大学に入るかで人生が決まるわけではありません。
重要なのは「あなたがどの大学に入るか」ではなく、「あなたが大学で何をするか」です。
第一志望に入れなかったとしても、その後の大学生活の過ごし方次第でいくらでも挽回することができます。
まずは、あなたが大学で何をしたかったのか、したいのかを自問自答してみましょう。
もしそれが第一志望の大学でなくても出来るのであれば、滑り止めに進学しても後悔はしないでしょう。
「特に大学でやりたいことがない」「大学はネームバリューが重要」と考えてる人は残念ながら、滑り止めに進学すると後悔する可能性があります。
ただしそれでも、大学進学後2〜3ヶ月も過ぎれば第一志望に落ちたショックなど忘れて大学生活を謳歌しているはずです。
「滑り止めの大学だと一生劣等感を抱く」「どうしてももっと良い大学に入りたい」
このように強く思う方がいれば、浪人してもう一度チャレンジすることをオススメします。
浪人する
「第一志望を諦められない」という方は、浪人して再チャレンジすることを考えてみましょう。
浪人すると周りより1歳年が上になる、と不安に感じる方もいるかもしれませんが、全く気にする必要はありません。
社会人になると数年の差は全く気になりませんし、そもそも難関大学では浪人生が4割程を占めます。
もちろん浪人したからといって必ず第一志望に合格するわけではありませんし、浪人生活は辛いものです。
しかしリスクを犯したものしか志望校合格という成功は掴めません。
私も現役時代に志望校に落ちて浪人を選択し、現役時代の第一志望より遥か上の大学に合格することが出来ました。
あくまで私の場合ですが、現役時代に滑り止めに進学せずに本当に良かったと感じています。
「どうしても第一志望の大学に入りたい」と強く想う方であれば浪人してもモチベーションを強く保て成功する可能性が高いはずです。
「滑り止めの大学に入りたくない!」「もっと良い大学に入りたい!」「あの大学でどうしてもやりたいことがある!」
このように強く想う方であれば浪人して再チャレンジすることをおすすめします。
仮面浪人する
第三の選択肢が「仮面浪人」です。
仮面浪人とは、「大学に通いながら、第一志望合格を目指す」ことを言います。
「もう一年頑張ってやっぱりダメだった」という場合でも周りと同じタイミングで進学出来るので心理的にかなり楽です。
ただし、大学の勉強もこなして、受験勉強するというのはかなりキツイです。
私の大学の同級生に仮面浪人生がいましたが、かなり大変そうでした。
また仮面浪人はノーリスクではありません。受験勉強をする代わりに部活やサークルの活動が制限されます。
もちろん友達付き合いも希薄になります。受験に失敗して2年生から友達を作ったりサークルに入ろうとしても、既に輪が出来ているため仲良くなることが難しいです。
中途半端な方法なので一番オススメしない方法です。
滑り止めに入ったのなら潔くその大学で「何をするか」に集中しましょう。
まとめ:必要以上に落ち込まないこと!
一つ確実に言えることは、大学に落ちたくらいで絶望しなくても良いということです。
受験に失敗したばかりの皆さんにとっては理解しがたいかもしれませんが、「たかが受験」です。
これからの人生は長く、もっと辛いことも待っています。
それに皆さんには未だ選択肢が残されています。
自分の将来を真剣に考え、自分の納得のいく決断をし、その決断に沿ってがむしゃらに取り組めば自分の選択を後悔することはありません。
まずはゆっくり休んで心を癒しましょう。その後将来についてじっくり考えてみましょう。