定期テストはできるのに模試ができないのはどうして?

「定期テストだと点が取れるのに、模試になるとできない、、、」

こんな悩みを持つ方は多いと思います。

 

この記事では「模擬試験になると点が取れなくなる」という悩みを解決する方法をご紹介します。

この記事の信頼性

この記事を書いている私は、偏差値40の底辺高校から大阪大学に逆転合格しています。

 

定期試験はできるのに模試ができない理由

理由は簡単で「定期テスト」と「模擬試験」で求められるものが違っているからです。

定期テストと模擬試験では以下のような違いがあります。

定期テストと模擬試験の違い

定期テスト:授業で習ったことを再現する

模擬試験:初見の問題を解く

これを念頭に具体的になぜ「定期テストは解けるのに模擬試験が解けないのか」理由をご説明します。

 

定期テストを「暗記だけ」で乗り切っている

定期テストでは授業で先生が言ったとおりに回答すればOKです。

授業で学んだことをテストで再現できるかが重要なので、「暗記」に近いです。

 

しかし、模試で解けるようになるには「理解」が必要です。

模擬試験は当然あなたが見たことがない問題が出題されます。

初見の問題に対処するためには、原理原則や公式、解法などを「理解」した上で、その場で解き方を考えなければなりません。

 

定期テストを暗記だけで乗り切っている人は、「理解」が伴っていないから模擬試験が解けない可能性があります。

 

定期試験の内容を忘れている

「ちゃんと授業の内容も『理解』してる!」と言う方は、単純に授業内容を忘れている可能性が高いです。

ちゃんと理解して定期テストが解けたとしても、人間一度解けたからといって全て覚えている訳ではありません。

記憶の忘却曲線

翌日には半分以上忘れています。

定期テストの何日も後に模擬試験を受けたら、例え模擬試験で定期テストと同じような問題が出たとしても点が取れないのは当たり前です。

 

試験範囲を網羅できていない

定期テストでは授業で出た範囲しか出題されませんが、模擬試験は入試と同じように全範囲から出題されます。

あなたの学校の定期テストは、ちゃんと入試範囲を網羅できていますか?

進学校であれば当てはまらないと思いますが、自称進学校や底辺校であれば当てはまる可能性があります。

 

単純に定期テストが簡単すぎる

これも自称進学校や底辺校に当てはまることが多いのですが、皆さんが受けている定期テストは簡単すぎる可能性があります。

私は底辺高校に通っていたので分かるのですが、底辺高校の定期テストは明らかに模試より簡単です。

定期テストで点を取れるので調子に乗っていたら模試で全く歯が立たず痛い目に会いました。

 

定期テストだけ出来る人が模試でも点が取れるようになる方法

定期テストでも模試でも点が取れるようになるにはどうすれば良いでしょうか?

誰でも簡単に試せる3つの方法を紹介します。

 

「理解」して覚える

具体的に「理解する」とはどういうことなのでしょうか。

「理解する」とは、単純に意味や理由、背景を知るだけではありません。

理解とは、学ぼうとしている知識が全体の中でどういう位置づけなのか、
また、他の知識とどのような関連があるのか、を知ることです。

一つ一つの知識を切り離して理解するだけでは、応用力は全く身につきません。

模試や入試問題の範囲は膨大で、今までに見たことのない問題が出題されます。

全体における位置づけや他の知識との関連性を理解していないと、自分の中の知識を組み合わせることができません。

 

今後、定期テストに限らず勉強をする際には、

  1. 学ぼうとしている知識が全体の中でどのような位置づけなのか
  2. 他の知識との関連はどうなっているのか

を意識して勉強するようにして下さい。

こうすることで本当の意味で「理解」することが、模試にも対応できる応用力が身につくのです。

 

もう一度定期テストを解いてみる

ちゃんと「理解」して覚えたつもりでも、時間が経つと以外に定着していないものです。

過去に解いた定期テストをもう一度眺めて見てください。

以前解いた時と同じくらい解けそうでしょうか?

 

答えが「No」なら、学んだことが定着していないから模試で点が取れていない可能性が高いです。

そういう方は、過去の定期テストを復習するだけでも、かなり効果があります。

一度解いたことのある問題をもう一度解くのはめんどくさいですが、記憶の定着には大きな効果があるためです。

過去の定期テストが解けなくなっている方には、絶対に解き直しするようにしてください。

 

逆に答えが「Yes」なら定期テストの難易度が簡単すぎるので、市販の参考書や問題集で勉強した方が良いです。

 

定期テストに力を入れなくても良い

そもそも「定期テストのための勉強」は必要ありません。

みなさんのゴールは志望校に合格することであって、定期テストで点を取るためではないはずです。

 

「定期テストを解くための力」と「入試問題を解く力」は全くことなります。

入試問題の勉強に100%の力を注いだ方が良いのは自明でしょう。

それに入試問題が解ければ、定期テストの問題も必然的に解けるようになります。

定期テストで良い点を取る必要はありません。赤点さえ凌げればそれで良いのです。

 

学校の定期テストの質より、市販の問題集の質の方が圧倒的高いです。

市販の問題集で勉強する方がはるかに効率的です。

 

※推薦入試やAO入試など内申点が重要になる方は除きます。

 

まとめ

最後に、模試で点が取れない人が出来るようになるための方法をもう一度まとめます。

模試で点を取るための方法

  1. 「理解」して覚える
  2. 定期テストを解き直す
  3. 定期テストの勉強は重視しない

定期テストはただの暗記ゲーなので、暗記だけで勉強しがちですが、大切なのは、理解を伴った暗記です。

定期テストでしっかり点を取れるということは、しっかりと勉強習慣が身についているということです。

そういう方はやり方を少し変えるだけで一気に成績が伸びますので、今回紹介した方法をぜひ参考にしてください。

 

-大学受験