どこからが底辺高校?偏差値は?

偏差値が低い高校に通っている生徒は自分の高校がどのランクなのか気になりますよね。

「中間くらいだろう」「中の下くらいかな」などと私も高校生の頃よく気になっていました。

 

では、具体的にどこからが「底辺高校」なのでしょうか。

結論から言います。

偏差値45以下は「底辺高校」です。

 

私も偏差値43の高校に通っていたので底辺高校出身です。

偏差値50は中間ではない

偏差値45と聞くと、中の中〜中の下と思うかもしれません。

 

偏差値の定義からすると間違いではありません。

偏差値は50を平均値とし、そこからどれだけ離れているかを示します。

そのため偏差値50はちょうど真ん中で、偏差値45はそれより少し下ということになります。

 

偏差値50の高校を出た人は貧困になる

偏差値50の高校を出た人の平均的な生活はどうなるでしょうか。

 

日本人全体の平均年収は420万円ですが、これは一部の年収何億円という人に引きずられ高めに出ています。

参考になるのは中央値です。

これは、年収を高い順に1から数え、ちょうど真ん中に来る人の年収を言います。

年収の中央値は350万円です。

年収350万円でどういった生活ができるでしょうか。

 

一人でなら贅沢はできなくても問題なく暮らせるでしょう。

しかし、結婚や子供をもつとなったら、非常に厳しい暮らしになります。

家を買うことも難しいでしょう。

 

みなさんの持つ中間層のイメージは、クレヨンしんちゃんの野原ひろしでしょう。

中堅商社に勤め、妻と子供二人で一軒家に暮らす平凡な家庭。

年収350万円ではこうした暮らしは不可能です。

彼は勝ち組でしょう。

 

今の日本社会はピラミッド構造になっており、数多くの底辺がいて、一部の野原ひろしのような勝ち組、そしてごく一握りのお金持ちがいます。

こうした"普通の暮らし"が出来ないので、偏差値45以下は「底辺高校」と言えます。

 

底辺高校の基準(底辺高校あるある)

偏差値以外に「底辺高校」はどういった特徴があるでしょうか。

底辺高校の基準とも言える点は下記のとおりです。

  1. ほぼボーダーフリー
  2. マイナー科目を履修する
  3. 大学に進学する生徒が少ない
  4. 理系クラスが少ない
  5. 中退が当たり前

 

ほぼボーダーフリー

底辺高校の大きな特徴は、「誰でも入れる」ことです。

 

私が通っていた高校も受験の時は、数人しか落ちる人がいませんでした。

倍率は1.03ほどだったかと思います。

100人受けて3人しか落ちないのです。

 

勉強しなくても受かる。

だから底辺高校なのです。

 

マイナー科目を履修する

理科系科目の授業といえば、「物理」「化学」「生物」ですよね。

しかし底辺高校では「科学と人間生活」を履修します。(旧過程でいう「理科総合」)

 

またやたらと、保健体育、芸術、家庭科系の授業が多いのも特徴です。

その犠牲として、大学受験に必要な科目の授業が薄くなっていくのです。

 

私の高校では数学は数学Ⅱまでで数学Bは履修しませんでした。

 

大学に進学する生徒が少ない

旺文社 教育情報センターによると、2018年に卒業した高校生の大学進学率は大学・短大合わせて54.8%だそうです。

 

この数字を下回ると「底辺高校」と言っていいでしょう。

私の高校は4年制大学に進学する人は全体の25%ほどでした。

 

半分も4年制大学に進学しないのですから、MARCHや関関同立はもちろんのこと、日東駒専や産近甲龍と呼ばれる大学でさえ、数年に一人しか合格者が現れません。

 

日大を出ても厳しい生活を強いられる今の世の中、それ以下の大学だと"普通"の暮らしなんて望めません。

 

理系クラスが少ない

英語や国語ですら満足に勉強できないのですから、数学や物理など理科系科目なんて全く授業についていけません。

 

底辺高校は学年で5クラス中1クラスしか理系クラスがない、あるいは理系クラスなんて存在しないでしょう。

 

中退が当たり前

「底辺高校」では当たり前のように中退者がいます。

1年生の時は5クラスあったのに、卒業する頃には4クラスに減っているなんて当たり前です。

 

「○○が中退した」なんて進学校で聞くと驚くでしょうが、底辺高校では当たり前のように受け入れられます。

中退なんて珍しくないのです。

 

大事なのは最終学歴

底辺高校に通っているからといって、恥ずかしがる必要は全くありません。

なぜなら出身高校なんて生きていく中で全く関係ないからです。

 

大事なのは最終学歴で、底辺高校を最終学歴としないことです。

 

底辺高校でも有名大学に入れる

底辺高校から底辺大学に行ったって何も変わりません。

お金と時間を無駄にするだけです。

 

底辺高校であってもMARCHや関関同立、それどころか早慶や旧帝大にだって合格することができるのです。

 

実際に私は偏差値43の底辺高校に通っていましたが、旧帝大である大阪大学に合格することができました。

 

底辺高校であっても難関大学に合格することは出来ます。

みなさんが思うほど難関大学に合格することが難しくないのです。

その体験談を下記の記事にまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。

 

難関大学に入って人生逆転しよう

人間だれしも「自分は普通」と思いだがるものです。

底辺高校に通う人も「自分は中間」「中の下」くらいと思いたいでしょう。

 

しかしいくら現実から目を背けても、底辺という現実は何も変わりません。

 

今からだって遅くはありません。

勉強して難関大学に入れば良いだけなのです。

難関大学に入れれば、文字通り人生が変わります。

 

ちょっとした努力とコツさえあれば、難関大学といっても誰でも入れるのです。

下記記事で、底辺高校でも難関大学に合格できる勉強法を紹介しています。

偏差値低い高校から難関大学・国立大学の合格は可能?本気出せば可能

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ぜひみなさん頑張って勉強し、底辺から脱出して下さい。

全く違う人生が待っています。

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