試験まで残り一ヶ月となると、いよいよ本番という感じですね。
緊張感がまして学校や予備校内でピリピリした空気が漂います。
そんな中焦りや不安を感じている受験生も多いと思います。
「もうダメだ」と考える人もいるでしょう。
しかし、この一ヶ月の頑張りで大きく結果が変わります。
残り一ヶ月で少しでも合格に近づけるよう、やっておくべきことを整理しました。
以下の三つの観点からご説明します。
直前期で重要な3つのこと
- 体調管理
- モチベーション管理
- 直前期の勉強法
もくじ
体調管理
まず意識したいのは何と言っても体調管理です。
このタイミングで風邪でも引いてしまうと、一気に合格の可能性が低くなってしまいます。
風邪のせいで思うように勉強が進まなかったり、最悪本番まで風邪が治らなければ100%の実力を出せず本当に後悔します。
ましてやコロナウイルスに感染してしまうと学校や塾に通えなくなりますし、最悪受験すらできなくなる可能性があります。
人生を大きく左右するからこそ、後悔しないよう全力で試験に臨めるようにしたいですね。
試験で100%のパフォーマンスを出せるようにするための試験一ヶ月前の体調管理方法をご紹介します。
喉の乾燥を避ける
のどや鼻の粘膜の表面には「繊毛(せんもう)」があります。
これがウイルスを排除する役割を担っているのですが、乾燥するとこの働きが悪くなってしまい風邪をひきやすくなってしまうのです。
喉を乾燥させないようにすることがとにかく重要です。
「マスクを常につける」「のど飴も常備する」など、喉が乾燥しないよう注意しましょう。
しっかり睡眠をとる
追い込むあまり、ついつい夜遅くまで勉強しがちです。
アメリカのある研究によると、「睡眠時間が7時間未満の人は、8時間以上眠る人に比べて3倍以上も風邪をひきやすい」そうです。
試験直前だからといって睡眠時間を削ってまで勉強するのは非効率です。
しっかり睡眠をとる方が記憶力、理解力が優れているためより効果的に勉強することが出来ます。
また、宅浪の人は夜型生活になりがちですから徐々に朝型に変えるようにしましょう。
試験は朝から始まるので、昼夜逆転していると眠くて集中して試験に臨めなくなります。
インフルエンザの予防接種
こちらはできれば共通テストの一ヶ月以上前、遅くとも11月末までには摂取しておきたいです。
インフルエンザで受験できなくなれば、一生悔やんでも悔やみきれない結果となります。
再試験もありますが、本試験より格段に難易度が上がりますので相当不利です。
後悔しないようインフルエンザの予防接種は極力行いましょう。
食事をしっかりとる
試験が近づくと緊張とストレスで食事も喉を通りづらくなりますが、体力をつけるためにしっかり取りましょう。
体力が落ちると免疫力が下がり、風邪をひきやすくなります。
肉や米だけに偏らず野菜も摂取し、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
ヨーグルトやきのこ類が免疫力向上に効果的です。
ヨーグルトなどの発酵食品は免疫力を高めますし、きのこ類は腸の働きを良くする食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。
モチベーション管理
試験前になると、どうしても不安から自信を失いがちです。
「どうせ受からない」と諦めて勉強をおろそかにすると受かるものも受かりません。
気持ちを最後まで強く持ち続けた人が、最後に笑うのです。
志望校の見学
遠方でなければ、志望校の見学に行きましょう。
すでにオープンキャンパスなどで見学されている方は多いと思いますが、最後にもう一度実際に訪れてください。
「絶対に合格してやる」というやる気が体の内から湧き上がってきます。
これをやるとやらないとでは、この一ヶ月間の過ごし方に大きな差があります。
勉強が辛くなったり、不安に押しつぶされそうになった時も、前向きに気持ちを燃やし続けられるのです。
成功体験談を読む
自分が今感じている不安や焦りは皆さんの先輩も同じように経験しています。
あなたが今経験している状況は、過去に先輩たちによる膨大な数の類似体験があります。
その中のいくつかは本やネット上で合格体験記として記録されています。
同じような環境、条件において同じような志望校を目指し、逆転合格を果たしたという先輩は過去無数に存在しています。
そうした体験記を読むことで、「頑張り続ければきっと合格できる」という希望がもてます。
自分を鼓舞させることで、勉強へのモチベーションアップになりますので、ぜひ試して見てください。
私のE判定から大阪大学に逆転合格した体験談を記事にまとめていますので参考に是非ご覧ください。
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E判定ばかりでしたが阪大に合格!E判定から逆転合格する方法
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SNSはシャットダウン
TwitterやFacebookなどSNSをやっている方は今すぐ控えましょう。
SNSの利用を制限することで、気分の落ち込みや孤独感が改善することが、アメリカのペンシルベニア大学の研究で明らかになっています。
SNSをみていると、不安や焦りを増長する投稿も目にすることがあるので、特に試験直前は見ないことをオススメします。
後一ヶ月もあると考える
みなさんは、「試験までもう一ヶ月しかない」と考えるか、「試験までまだ一ヶ月もある」と考えるかどちらでしょうか。
受験においては絶対的に後者が正しいのです。
受験は試験の一ヶ月前の過ごし方で結果が大きく変わります。
試験直前の集中力というのは目にみはるものがあります。
この期間に自信を失わず、自分を信じて勉強に取り組めば、ぐんと成績が伸びて一気に合格の可能性が高まります。
「まだ一ヶ月もある」と考えて最後まで諦めず勉強を頑張りましょう!
共通テスト一ヶ月前の勉強法
体調管理とモチベーション管理に比べると、勉強法については試験直前だからといって大きく変えるところはありません。
しかし、より効率的に勉強するためのいくつかのポイントがありますの、ご説明します。
新しいことは学ばない
試験一ヶ月前になれば、新しいことを学ぼうとしてはいけません。
これまでに学んできたことの復習を中心に勉強してください。
これまで学んできたことを試験本番でしっかり再現することができれば、合格点に届きます。
みなさんのゴールは志望校に合格することなので、高得点を取る必要はありません。
合格最低点を1点でも上回れば良いのです。
とれるところを確実に取る。
それだけで合格最低点には届きます。
共通テストの試験に慣れる
問題に慣れる、ということは非常に重要です。
問題を解く実力があっても、テストの傾向や時間配分に慣れていないと実力を十分に発揮できず後悔することになります。
共通テストの演習問題を時間が許す限り、とにかく解きまくってください。
解けば解くほど問題に慣れてきて余裕が生まれます。
試験本番は本当に何が起こるかわかりません。
問題に慣れていないと、思わぬところでつまずきパニックに陥ることがあります。
本番中パニックに陥り、結果がボロボロになった人を何人も見てきました。
みなさんはそうならないよう準備を怠らないようにしましょう。
演習問題のオススメは河合塾とZ会です。
どちらも再現度が非常に高いです。
一ヶ月前から仕上げる
先ほどの話とは矛盾しますが、公民や理科などは一ヶ月前から勉強しても仕上げることができるのも事実です。
理想は試験一ヶ月前は復習に専念することですが、国公立大を志望する受験生は科目も多く手が回らないこともあるでしょう。
例えば国立文系大志望だと、「地学基礎」などは実際、共通テスト一ヶ月前から勉強しても十分高得点が可能な科目です。
公民、理科が全然勉強出来ていないからといって諦めることはありません。
今からでも十分すぎるほどに仕上がります。
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二次試験の対策は極力しない
共通テストが終わってから二次試験まで1.5ヶ月ほどあります。
共通テストが終わってから志望校対策をしても十分間に合います。
中途半端に共通テストと二次試験の対策を両方やるとどちらも中途半端になってしまいます。
志望校対策は一旦完全にお休みして、一ヶ月前くらい共通テストに全神経を注ぎましょう。
共通テストで高得点が取れれば、二次試験までの間、かなり精神的にゆとりが出来ます。
共通テスト前と二次試験前は、不安感と緊張感、焦りが桁違いです。
共通テスト対策に集中することで高得点を獲得することで、二次試験までの間に少しでも気持ちに余裕を持てると強いです。
共通テスト一ヶ月前の過ごし方まとめ
共通テストまで残り一ヶ月となりましたが、まだまだここからが本番です。
この記事でご紹介した以下の3点に気をつけて直前期を乗り切りましょう。
直前期で重要な3つのこと
- 体調管理
- モチベーション管理
- 直前期の勉強法
最後まで諦めずに気持ちを強く持ち続けた人が、最後には笑うのです。
今回ご紹介したことを意識しながら、共通テストまで悔いがないよう全力で受験勉強に取り組んでください!
応援してます。